久しぶりにAPorteusを試しました。
最新のiso作成例が表題のバージョンです。
https://forum.porteus.org/go.php?https://www.mediafire.com/file/5kw3zw2ltkdwmlm/APorteus-v23.09.23-x86_64.iso
urlが3行に見えるかもしれませんが、1行です。
ダウンロードボタンをクリックしないと
ダウンロードが始まりません。
APorteusは、Porteusのパッケージ管理をarchlinuxに
したもので、日本人のnekoさんが開発なさったものです。
ベースは、Porteusそのものだと思います。
カーネルは、カーネルビルダーというツールがあり、
自由にできるようになっています。
(私は、数えるほどしか使ったことがありません)
今回のiso作成例のカーネルバージョンは、6.6.0-rc3-porteusです。
いわゆる開発先端のmailline? リリース候補のカーネルです。
そのせいか、少々不具合があるようです。
fcitx5-configtoolが開きません。
システムメニューに存在する
「archlinuxパッケージ簡易管理コマンド」を
使って.xzmを再構成、ロードできるように配置して、
fcitx5-configtoolは開くようになりました。
virtualbox-guest-utilsの動作に
問題があるようで、スクリーン表示の各サイズと、
共有フォルダが上手く行きません。
起動時に、liveでもインストール後も、
システム起動時に、
[FAILED] Failed to start Remount Rout and Kernel File Systems.
という表示が出ます。不具合は、これと関連している
んじゃないかな、と感じています。
デフォルトブラウザは、netsurfなので、
「追加パッケージ取得」を使って、
braveとfirefoxの*.xzmを取得しました。
問題なく使えています。
.xzmをその場で有効化できるactivateコマンドがなく、
liveでは、ほとんど何もできません。
インストールすれば、あれこれできるようになります。
インストール先は、通常、「ライブusb作成」を使って、
usbメモリにインストールします。
ですが、仮想環境にインストールすることも
できます、手動操作になりますが。トライするには、
http://fedoranize.seesaa.net/archives/202304-1.html
の4月27日の記事を参照してください。
軽量タイプのディストリビューションですが、
すべてのプログラムモジュールをramへロードすることになる
ので、ramにゆとりのない古いPCの再生向きとは言い難いです。
私は、ryzen 3 2200g + 16g memoryですが、
気持ちよく動いています。ゲストのメモリ割当4096MB。
ゲストのcpu個数は4個。
ふつうのディストリビューションとはまるで違います。
知らない方にとっては、へえー、こういうのもあるんだ、
といった経験にはなるでしょう。
顔つきはxfceのデフォルトですね。
APorteusご紹介頂きありがとうございます。
1.ダウンロード番地
Porteusのフォーラム投稿にあるISO番地はPorteusを含んでいます。
h ttps://forum.porteus.org/go.php?h ttps://www.mediafire.com/file/5kw3zw2ltkdwmlm/APorteus-v23.09.23-x86_64.iso
ここからISO番地だけを取り出し(?以降)
% wget -c h ttps://www.mediafire.com/file/5kw3zw2ltkdwmlm/APorteus-v23.09.23-x86_64.iso
で取得できます。
2.fcitx5-configtool
GUIメニュー ---> 設定マネージャー ---> Fcitx5 設定
が起動できない件未確認でした。
自分が使用しているXFCEは色々なパッケージを追加している為起動できています。
不足パッケージが何なのか、確認とれていません。
3.[FAILED] Failed to start Remount Rout and Kernel File Systems.
ブート起動時のinit中で対処すべき問題だと推測していますが、
立ち上がり使用できているので無視していました。
4.activateコマンドがなく
Porteus と APorteus の最大の違いは空間構成にAUFSを使用するかOverlayFSを使用するかの違いです。
OverlayFSではactivateコマンド使えません。
この為、追加パッケージは追加用ディレクトリに収容し、ブートパラメータ
extramod=追加用ディレクトリ
指定して再ブートしてモジュールを組み込む必要があります。
AUFSはパッチベースで提供されカーネルに取り込まれる可能性は低いです。
この為APorteusではAUFSを採用しない事にしました。
これに拠る不都合は"activateコマンドが無い"事だけだと思います。
[追記]
種々の問題を放置したままのリーリスで心苦しいです。
最新のカーネル、最新ArchLinuxパッケージがお試しできるISOとご理解頂ければ幸いです。
私は後期高齢者に成ってから体調を壊し1週間程入院していました。
手足ヨボヨボで杖頼りの歩行に成り、Linux遊びも継続が難しく成ってきました。
生成しましたfcitx-configtoolを/extraから外してシステム起動し、fcitx5-configtoolをコマンド起動すると、
$ fcitx5-configtool
fcitx5-config-qt: error while loading shared libraries: libKF5WidgetsAddons.so.5: cannot open shared object file: No such file or directory
の出力になります。