live起動するように、APorteusのisoが改善されました。
「ライブUSB生成」も動作しました。
usbメモリの本体起動も問題ありません。
「追加パッケージ取得」も動作しました。
ただ、activateコマンドなく、使えませんでした。
$ sudo mkdir /mnt/sdb2 save extra
$ sudo leafpad /mnt/sdb1/boot/syslinux/porteus.cfg
LABEL xfce
MENU LABEL xfce
KERNEL /boot/syslinux/vmlinuz
INITRD /boot/syslinux/initrd.xz
APPEND retry copy2ram rammod=000;001;002;003 reboot=force changes=/mnt/sdb2/save extramod=/mnt/sdb2/extra
TEXT HELP
Run archlinux packages Porteus XFCE.
ENDTEXT
MENU LABEL xfce
KERNEL /boot/syslinux/vmlinuz
INITRD /boot/syslinux/initrd.xz
APPEND retry copy2ram rammod=000;001;002;003 reboot=force changes=/mnt/sdb2/save extramod=/mnt/sdb2/extra
TEXT HELP
Run archlinux packages Porteus XFCE.
ENDTEXT
※緑のところを追記。
「追加パッケージ取得」等で、生成したアプリの.xzmファイルを
root権限で/mnt/sdb2/extraに入れれば、
変更点は、すべて保存され、システムを再起動しても
保存内容は継承されます。
使って感じたのは、追加したxzmの初起動がやたらに遅い
ことです。起動してしまえば、サクサク動きますが。
それと、さきにも行ったとおり、
activateコマンド(.xzmのモジュール起動用)が
ない状態です。廃止されたのでしょうか。
カーネルは、6.3.0-porteus。
ブラウザは、google-chrome。右のゲームは、kpat。
ライブUSBの設定例。インストールするusbメモリ。
ベースにするisoの置き場としてのusbメモリ。
2本を使っています。
仮想環境で起動した場合、vmware toolsを使うのは、
余計な手間が増えますので、このようにしました。
live上にもう一度isoをダウンロードすることも
できなくはないです。
sudoのパスワードは、toorです。
APorteus試用ありがとうございます。
遅い返事をお許し下さい。
1. activate/deactivate コマンド使用不可の件
Porteus/APorteusのLive空間は
複数の圧縮スクワッシュファイル .xzm の重ね合わせmountをして構成しています。
[複数の圧縮スクワッシュファイル .xzmから走行空間構成]
mountコマンドで重ね合わせオプションを使い実現しています。
オプションは2種類あります。
(1)カーネルに元々ある機能(OVERLAYFS)
(2)カーネルへのパッチで実現している機能(AUFS)
ブート立ち上がり時(initrd.xz内で)この何れかで走行空間構成を行います。
[activate/deactivate コマンド]
xz 又は zstd 圧縮スクワッシュファイル .xzm を
現走行空間 へ組み込み/から取り外し を行うコマンドです。
立ち上がり後の走行空間でxzmファイルの"組み込み/取り外し"は、
AUFSで構成された場合にはできますが、OVERLAYFSで構成された場合はできません。
[AUFS不採用経緯]
APorteusは最新のカーネルを使用しています(現在6.3)。
この為、AUFSパッチが間に合わず、最新カーネルが使用できない事を避けて、
APorteusはOVERLAYFS構成としました。
又、走行空間でxzmファイルの"組み込み/取り外し"の必要性は、
必須のもの(簡易パッケージ管理)に対処すれば、
不便には成るが、絶対ではありませんでした。
xzmファイルの追加/削除は
ブートオプション"extramod="で指定できるディレクトリ内で該当xzmファイル追加/削除して、
その後再起動する事で実現できます。
1-1. 変更継承
OVERLAYFSとAUFSではチートコードchanges=で生成される変更継承データのフォーマットが異なります。
両方で共用使用できません。ご注意下さい。
1-2. 両機能含みカーネル
AUFSパッチが有効の時このパッチを当ててカーネルをビルドすると、
AUFSとOVERLAYFSの何れでも走行空間構成ができます。
(APorteus-XFCE_ja-v23.04.23-x86_64.isoのカーネルはAUFSパッチを当ててビルドされています)
APorteusはinitrd.xz内にinit_confファイルを設け、
この内容から走行空間構成方法を指定しています。
APorteus-XFCE_ja-v23.04.23-x86_64.isoのinitrd.xz内init_confファイル
現在[OVERLAYFS構成指定]
SGN_ID=kernel-v6.3-1
LIB=usr/lib
SYSTEMDDEF=/usr/lib/systemd/systemd
OVERLAY=yes
X32=
ACTIVATE=
これを
[OVERLAYFS構成指定]
SGN_ID=kernel-v6.3-1
LIB=usr/lib
SYSTEMDDEF=/usr/lib/systemd/systemd
OVERLAY=
X32=
ACTIVATE=yes
に変えinitrd.xzを置換すれば、
AUFSで走行空間構成を行い、activate/deactivate コマンドが使用できます。
initrd.xzの分解と再構成はdINIT/mkINITコマンドが使用できます。
% su
# dINIT initrd.xz
# leafpad initrd/init_conf
# mv initrd.xz org- initrd.xz
# mkINIT initrd
2. モジュールの起動が遅い件
実装メモリーが足りるのであれば、
copy2ram "rammod=001;002;003;004"
と004モジュールも追加すれば多少速くなると思います。
[ご参考]
ISO@/boot/docs/cheatcodes-ja.txt
のブートパラメター(チートコード)説明
copy2ram
モジュールをRAMにコピーしてからLIVE空間に取り込む事を指示する。
当オプション指定が無い場合は、モジュールは入力ディバイスに在るものが直接使用される為、
使用の度に該当ディバイスがアクセスされ速度的に遅くなる。
更に該当ディバイスはマウント状態のままである。(CD入力の場合エジェクトできない)
しかし、RAMコピー時間が無いのでブートは速い。
全てのモジュールのRAMコピーでなく一部選択してRAMコピーさせたい場合、
当オプションとrammodオプションを組み合わせ使用で実現する。
rammod=module
rammod=module[1];module[n]
copy2ramパラメータ指定時のみ有効。
RAM収容モジュールを指定する。
複数指定する時はセミコロン文字で区切る。
指定で使用されるモジュール名はgrepで検出するキー文字列である。
この為、指定モジュールの文字列が1個でも該当(RAM収容)するモジュールは複数個の場合もある。
例、001-a.xzm,001-b.xzm,001-c.xzmのモジュールがロードされる時、
copy2ram rammod=001
の指定でこれらがRAM収容される。
当パラメータが無く、copy2ramパラメータ指定のみ場合、全モジュールがRAM収容される。
注意
grep検出キー文字列が調査対象とする文字列にはアクセスフルパス付きのモジュール名である。
この為、アクセスフルパス文字列中に該当文字列があると対象モジュールと見なされる。
モジュール収容ディレクトリ名もキーに成る。
多大な労をお取りくださり、誠に恐縮です。
理解力の届かない面もありますが、
現時点での仕様として、activateコマンドが
デスクトップ上で使えないことは理解できました。
所定の位置にxzmをの放り込み、
システムの再起動さえすれば、
問題なくロードしますので、
intrd.xzmの修正は、またの機会にしたい
と思います。ありがとうござました。