Porteus5.0のXFCEデスクトップ版を仮想環境に
インストールしました。軽量でいいですね。
インストールは、デスクトップメニュー(→システム)から
Porteus Installerを使って、仮想ディスクに
インストールすることができました。
APorteusだと、USBメモリに限られましたが、
気軽にインストールして試すことができる、
ということですね。
インストールするには、仮想ディスクをフォーマット
する必要があります。私は、起動ディスクを
fat32にし、保管スペースをext4にしました。
インターネットブラウザが入っていなくて、
代わりに、選別してインストールできる
インストーラーがあります。
すでにxzm化されたモジュールが/tmpに
ダウンロードされるだけなので、簡単です。
activateコマンドで有効化すれば、使えます。
この時点では、デスクトップメニューには
なぜか入らなかったです。
設定や変更したことが保存され、新しく入れた
xzmファイルがシステム起動時に自動で
起動できるようにするための一例。
$ sudo vi /mnt/sdaX/save
$ sudo vi /mnt/sdaX/extra
$ sudo vi /mnt/sdaY/boot/syslinux/porteus.cfg
APPEND copy2ram changes=/mnt/sdaX/save extramod=/mnt/sdaX/extra
インストールしたfirefoxは、extraフォルダへ入れました。
システムのインストールは、あっという間に終わります。
成功したかどうかは、ファイルマネージャー等で確認。
vmware workstation playerは通常なら、
インストール後は、インストールしたシステムから
自動で起動するようになりますが、今回は、ならずで、
ゲストの設定画面のCD/DVD(IDE)の
◎Use physical driveを選んで、isoを
実質無効化して、インストールしたシステムから
起動するようになりました。
私的に、できないことが1つあります。
APorteusのときにあったアプリケーションの
インストーラー(xzm化)ツールが見当たりません。
よって、任意の入れたいアプリケーションが
入れることができていません。
nekoさんがブログをご覧になったら
きっと方法について、答えてくださると
思うのですが、、、。
したがって、open-vm-toolsなどは
まだ入っていません。
firefoxで見るyoutube動画の品質は、
可もなく不可もなくというレベル。
ディレクトリ展開されたモジュールとスクワッシュファイルのXZMモジュールの変換シェルスクリプトを記述致します。
ご参考に成れば幸いです。
(1)ディレクトリ展開されたモジュールからXZMモジュールにするシェルスクリプトmkXZMです。
$ cat mkXZM
#! /bin/sh
SQ=`basename $1`
SQ=${SQ}.xzm
rm -f ${SQ}
mksquashfs $1/ ${SQ} -b 256K -comp xz -Xbcj x86 -noappend
(2)スクワッシュファイルのXZMモジュールをディレクトリ展開するシェルスクリプトdXZMです。
$ cat dXZM
#! /bin/sh
DIR=`basename $1 .xzm`
mkdir ${DIR} TMP$$
mount -t squashfs -o loop $1 TMP$$ 2>/dev/null
if [ $? -ne 0 ]
then
echo "mount error!!"
umount -f TMP$$ 2>/dev/null
rm -fr ${DIR} TMP$$
exit 1
fi
cp -a TMP$$/* ${DIR}/.
umount -f TMP$$ 2>/dev/null
if [ $? -ne 0 ]
then
sleep 1
umount -f TMP$$ 2>/dev/null
fi
rm -fr TMP$$
exit 0
追記:
ダウンロードして取得する64Bitのchromium-ungoogledブラウザーは日本語化されていません。
これを日本語化する為には
ISO/modules/009-lxqt_ja-cache.xzmを005-ja-base_locale-22.07.06-x86_64.xzmで置換して下さい。
ttps://forum.porteus.org/viewtopic.php?p=88519#p88519
(3)ISOをディレクトリ展開するシェルスクリプトdISO
$ cat dISO
#! /bin/sh
DIR=`basename $1 .iso`
rm -fr ${DIR} /tmp/TMP$$
mkdir ${DIR} /tmp/TMP$$
mount -t iso9660 -o loop $1 /tmp/TMP$$ 2>/tmp/err$$
if [ $? -eq 0 ]
then
cp -a /tmp/TMP$$/* ${DIR}/.
cp -a /tmp/TMP$$/.[0-9A-Za-z]* ${DIR}/. 2>/dev/null
umount -f /tmp/TMP$$
if [ $? -ne 0 ]
then
sleep 1
umount -f /tmp/TMP$$
fi
rm -fr /tmp/TMP$$ /tmp/err$$
exit 0
fi
rm -fr /tmp/TMP$$
for i in `cat /tmp/err$$ | sed -n 2p`
do
if [ ${i:0:1} != '/' ]
then
continue
fi
if [ ${i:0:9} = '/dev/loop' ]
then
continue
fi
if [ ! -d $i ]
then
continue
fi
cp -a $i/* ${DIR}/.
cp -a $i/.[0-9A-Za-z]* ${DIR}/. 2>/dev/null
rm -fr /tmp/err$$
exit 0
done
rm -fr /tmp/err$$ ${DIR}
exit 1
(4)ディレクトリ展開されたISO内容からISOを作成するシェルスクリプトmkISO
$ cat mkISO
#! /bin/sh
CDLABEL=Porteus
ISO=`basename $1`
ISO=${ISO}.iso
rm -fr $ISO
mkisofs -o ${ISO} -v -l -J -joliet-long -R -D -A ${CDLABEL} -V ${CDLABEL} \
-no-emul-boot -boot-info-table -boot-load-size 4 \
-b boot/syslinux/isolinux.bin -c boot/syslinux/isolinux.boot $1
ひとつだけ質問させてください。
Porteusの当該isoは、ターミナルで使う
エディタがviでして、これを
nanoにしたい、といった場合、ソースをどこから
どのように取得するか、mkXZMコマンドを使う
まえまでのところを知りたいのですが。
よろしくお願い申し上げます。
[Porteusのパッケージ管理]
SlackWareのパッケージ管理slackpkgやslpkgを利用しているようです。
ラッパーとしてpmodが用意されていて、このコマンドから利用しています。
尚コマンドは全てルート権限で実行します。
例えばnanoパッケージを取得する場合、
1.パッケージ管理用データベースの取得
$ su
# pmod -u
2.nanoパッケージチェック
# pmod -s nano
3.nanoパッケージ取得後xzmモジュールに変換
# pmod -m nano
# ls /tmp/
nano-6.0-x86_64-1.xzm
[Porteusと私]
私はPorteusの開発メンバーではありません(日本語化担当でもありません)。
フォーラムへの単なる投稿者です。
その一つ「カーネルビルドツール」はPorteusの開発メンバーも利用しているようで、
謝辞を頂いた事があります。
Porteusのパッケージ管理はPorteus3.0版の時利用しました。
現在のslackpkgやslpkgのラッパーpmodに関しては無知です。
上記説明はネットで調査して試した結果の報告です。
パッケージ管理以外にもISO操作等種々のユーティリティが有ると思いますが、
Porteusを直接利用してない為無知です。
[デスクトップKDE]
立ち上げてからGUIツールの言語設定で日本語化する方法を使わず、
立ち上がり後自動で日本語にするのに手間取りました。
[Formats]
LANG=ja_JP.UTF-8
の2行の内容を持つ
/home/guest/.config/plasma-localerc
のデータを設定する事で日本語ブートできました。
ttps://forum.porteus.org/viewtopic.php?p=88541#p88541
[日本語入力]
デスクトップKDEとLXQTでは未だに入力モード遷移ができません。
以上ご参考に成れば幸いです。
[追記]
カーネル更新5.19-rc6が月曜日予定されます。
毎週のお祭りでAPorteusの更新で一日がつぶれます。
この作業も80歳になる迄にはどこかで気力が尽きると思っています。
お手間を取らせてしまい大変恐縮です。
よく解りました。 Porteusをやる人などは、
先刻ご承知とは思うのですが、私は知らず、
似たような人も多いかも、と思い、
質問させていただきました。
カスタマイズが自由であれば、
使う人も増え、利用者拡大につながると
思います。心より感謝いたします。