「追加バッケージ取得」で、develを指定し、
取得した05-devle.xzmには、バグがあるとのことです。
makeコマンドにおいて、リンクライブラリエラーが出る
とのご報告がありました。
修正済みの、05-devel.xzmをアップロードした、とのことです。
https://www.mediafire.com/file/e2ksisfbb9ampra/05-devel.xzm
パッチのご用意もなさっていますが、
私は、05-devle.xzmを入れ替えました。
05-devel.xzmの内容は、、、
スクリーショットの左の窓は、05-devel.xzmが
ロードされた場合の、/usr/bin/の中身です。
archlinuxのbase-devel(スクリーンショット右)の
インストール内容とは、だいぶ異なります。
ご注意ください。
かつてのnekoさんのご説明によれば、
05-devel.xzmの中身については、
カーネルビルドに必要なものに限定している、
と聞いています。
archlinuxのbase-develと同じにするには、
個々で付け加えていくしかないようです。
「Archlinuxパッケージ簡易管理コマンド」で、
base-develをグループ指定するかたちでの
.xzm化は、できないようです。
ただ、ほかのモジュールに入っている
可能性もあります
重複しないようにするには、解体して、
チェックするしかないでしょう。
スクリーンショットの左右を見比べて
単純にないものを列挙しておきます。
binutils file findutils gawk gettext grep
groff gzip libtool m4 sed sudo texinfo which
sudoは使えていますので、あります。
grepもあるんじゃないでしょうか。
nekoさんのコメントにパッチについての
ご説明もあります。コメント欄もご確認ください。
モジュールを構成するパッケージを解析する為に sep2pkg コマンドがあります。
又、pkgs.XXX と言うディレクトリ配下にディレクトリ展開したパッケージ群を設置して
pkgs2xzm コマンドを使用すると XXX.xzm と言うモジュールを作成します。
以下にその使用例を示します。
複雑なパッケージ構成のモジュールの場合、pkgs.XXX配下にサブディレクトリpkg.YYYを設け
ここにもディレクトリ展開したパッケージ群を設置できます。
例えば002-z.xorg.xzmモジュールdXZMでディレクトリ展開してsep2pkg コマンドで解析すると
階層構造の例を見る事ができます。
モジュール解析のお役に立てば幸いです。
[モジュール構成パッケージ解析]
% su
# ls
05-devel.xzm
# dXZM 05-devel.xzm
# ls
05-devel 05-devel.xzm
# sep2pkg 05-devel
# ls
05-devel.xzm pkgs.devel
# ls -1 pkgs.devel
autoconf-2.71-noarch-1
automake-1.16.5-noarch-1
b43-fwcutter-019-x86_64-3
bison-3.8.2-x86_64-3
fakeroot-1.27-x86_64-1
flex-2.6.4-x86_64-3
gc-8.2.0-x86_64-2
gcc-11.2.0-x86_64-4
git-2.35.1-x86_64-1
glibc-2.35-x86_64-2
guile-2.2.7-x86_64-2
kernel-headers-musl-4.19.88-x86_64-2new
libatomic_ops-7.6.12-x86_64-1
libelf-0.186-x86_64-5
libisl-0.24-x86_64-4
libmpc-1.2.1-x86_64-2
make-4.3-x86_64-3
ncurses-6.3-x86_64-2
openssl-1.1.1.m-x86_64-1
pacman-6.0.1-x86_64-3
patch-2.7.6-x86_64-8
pcre2-10.39-x86_64-1
pkgconf-1.8.0-x86_64-1
texinfo-6.8-x86_64-2
[パッケージ群からモジュール作成]
# mv pkgs.devel pkgs.new-module
# pkgs2xzm pkgs.new-module
# ls
05-devel.xzm new-module.xzm pkgs.new-module
[ディレクトリ展開したパッケージ]
簡易パッケージ管理SPMでパッケージを取得するとSPMワークに
ディレクトリ展開したパッケージを得ます。
本来モジュールを得る設計の為
ディレクトリ展開してあるにも関わらず接尾文字.xzmが付いています。
モジュールを構成する収容ディレクトリpkgs.XXX に収容する場合名前変換が必要です。
# mv SPMワーク/AAA.xzm pkgs.XXX/AAA
[ヘッダーファイル]
言語処理で必要なヘッダーは(他国のロケール情報と同様に)サイズ縮小目的でSPMでは削除されます。
05-devel.xzm構成パッケージでヘッダーファイルの必要なものはこの削除機能を制御しています。
パッケージ内容を全て簡単に取得するには、
SPMでパッケージ取得後SPMワークに在るAPKG_CACHE/ディレクトリにキャッシュとして残っている
ArchLinuxのパッケージAAABBBBB.pkg.tar.zstを直接分解して得ます。
# ls SPMワーク/
AAAZZZZ.xzm APKG_CACHE/
# ls SPMワーク/APKG_CACHE/AAA*
AAABBBBB.pkg.tar.zst
# arch2dir SPMワーク/APKG_CACHE/AAABBBBB.pkg.tar.zst
(ZZZZ BBBBB 版数やアーキテクチャ情報)