2021年04月26日

ついにやっちまったか!と思いました。debian本家amd64 upgrade 7>8>9から10へのケース。

たぶん、なんですけれど、元からdebian本家だった
と思います。インストールは比較的に遅くて、
2015年らしく、なぜ当時として、debian8が
あるところに、debian7だったのか、判然としません。
crunchbangの隣りに入っているということは、
openboxとgnome3と、操作環境は違うけれど、
システムで起こることを比較したかった、
ような気がします。

すでに、9(stretch)になっていて、10(buster)に
するのは、難しいことではないだろう、と
予想しましたが、さにあらずで、、、。
更新行程で、更新できません、となり、
更新を終えないままプロンプトが出てしまう。
という状況で、それでも構わず、apt dist-upgradeは
動いたので、とりあえず続行。ここでも同じような
表示が出て停止し、upgradeが未消化なまま
プロンプトが出てしまいました。

あれこれ、debian的の対処コマンドを連続実行しましたが、
アップグレードが終わらない。fedora34(まだbeta?)を
新規インストールし、仮想環境ツールの
boxesの真価を確かめよう
と思っていましたので、むしろチャンス到来、
というような気分でrebootしました。

gdm(gnome-display-manager)は、壊れていた
ものの、黒スクリーンにプロンプトが出て、
ログインでき、startxで、
デスクトップが出てしまいました。
lsb-releaseを見ると、一応、10(buster)になっています。
捨てないで〜ってことだったのでしょう、
修復に取りかかりました。

問題になったのは、uim-anthyとかuim-dataとか、
uimの付くパッケージのupgradeが、上手く運ばない
ということでした。日本語入力関係ですね。
近頃では、uimなんてほとどんど目にしないので、
日本語入力の古い体制が、upgradeの邪魔をした、
ということだったと思います。

synapticで診ましたら、10前後のumi関連パッケージが
破損パッケージとしてリスティングされおり、
いやがるsynapticをなだめすかし、
あの手この手で攻勢をかけ、削除しきりました。

日本語入力は、当然できず、やったことは、
ibus ibus-anthy anthyの(再)インストールでした。
すんなり日本語が打てるよう復旧しました。
システム的には、ほぼ正常に。ただ、
gdmが正常化しません。ログイン画面が出ないです。
xdm、lxdmに切り替えても、アウト。判りません。

で、それらのサービスの停止と、削除を終えたあと、
いつものように、

$ sudo systemctl edit getty@tty1
[Service]
ExecStart=
ExecStart=/sbin/agetty --autologin UserName --noclear %I $TERM


と、

$ nano ~/.bash_profile
[[ -z $DISPLAY && $XDG_VTNR -eq 1 ]] && exec startx

の約束セットで、
自動ログイン&自動startxさせることになりました。
上手く動作しました。ログアウトのときも、
自動でログインします。

crunchbangとは、打って変わって、こりゃあかん、と
一瞬覚悟したほどなのに、修復自体はすいすい運びました。

debianは、linux界の王者ではあります。
Windows対応ITメーカーが、
自社製品がlinuxでも動くように
と先ず見るのは、debian。
しかもdebianは、システム的にかんたんには
壊れないようにできている、と思います。
シンプルさでいえば、debianのほうが、
派生のubuntuより上で、
パッケージの分割度合いが低く、
ユーザーが簡単に扱えるようにできている
と思います。カーネルも、カーネルモジュールと
分けたりしないですからね。そのぶん、
使われない部分をより多く抱え込むことにはなりますが、
扱いのし易さと安定性は増すと思います。

debianの丈夫さを、文字通り体感する
バージョンアップグレードとなりました。
あっぷあっぷしちゃたところもありましたが。

debian7-10_gnome_desktop-2021-04-25 22-59-49.png

debianのgnomeは、まだ3です。synapticのdebianロゴが
付いていないカーネルは、バージョンアップグレードし、
autoremove後の残滓です。
debian初度インストール当時のカーネル。
版数もまだ3台で、モジュールearth_pt3が
採用されて間がないころでした。
4.19.0-16-amd64のカーネルは、この上位カーネルは、
バージョンアップグレードでは入りません。
synapticを使い別口で入れました。
その辺のやり方は、manjaroと同じですね。

なお、chromiumは、--no-sandboxオプションを
付けないと起動しない状態。32bit版だけか
と思っていましたが、64bit版もでした。
error表示が出ますけど、使えます。
セキュリティの状態は下がるらしいです。

snap_gimp_terminal_start.jpg




posted by ブログ開設者 at 10:12| Comment(0) | linux | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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