じぶんにとって、長い間の謎だったのがchrootです。
壊れたディストリビューションの中に入り込み、
コマンドを実行したりして、直したりできるのだら、
同じシステムでchrootしないと、齟齬が生じるのではないか。
そうでないと、修復なんか、できないのではないか。
と想像していました。確信はなかったんですけど。
こっちの世界とあっちの世界が、
じぶんとして、はっきりしていなかったんです。
実験的だったのですが、archbangのlive.isoを使って、
ubuntu系をchrootしてみたら、aptコマンドが
動くんですよね。驚きだったです。archbangには、
liveメディアの中には、aptコマンドなんてないですから。
それ以来、chrootの用があるときは、ぜんぶarchbangの
isoないしlive_mediaを使っています。もっとも
完全に壊れちゃったシステムなら、chrootしても
どうにもならないと思いますが、chrootがえらく気楽に
できるようになりました。
archlinuxがお気に染まなくとも、arch-install-scripts の
入ったarchbangのisoを持っておくことは、
あなたのlinuxシステムが非常時にたいへん有益です。
(arch-install-scriptsは、pacmanでインストールできる
公式repoのパッケージです)
liveから立ち上げたら(相手がルートのみの
1パーティションだとするなら)、
$ sudo mount /dev/sda2 /mnt
$ sudo arch-chroot /mnt
#
これだけで、即刻修復にかかれます。
作業が終わったら、
# exit
$ sudo umount /mnt
するだけです。
どこそこをそこそこへマウントするとかの
あの面倒な手続きは、スプリクトがやってくれます。
修復専用のliveのみのディストリビューションもあったり
しますけれど、archbangの用意があれば、
ほとんど無用で、使うことはまずないと思います。
2021年03月30日
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