仮想環境ホストにしているリアルインストールの
archbangで、先般、dkmsによるwifiアダブターのモジュールを
インストールしました。無事にドライバーの更新で、
引き継がれるか楽しみにしていました。
本日、カーネルが5.11.9-arch1-1になることがわかり、
早速カーネル更新してみました。
思惑通りdkmsは機能し、wifiモジュールが
新しいカーネルに引き継がれました。
/usr/lib/modules/5.11.9-arch1-1/kernel/drivers/net/wireless/8812au.ko.xz
/var/lib/dkms/rtl8812au/4.2.2/5.11.9-arch1-1/x86_64/module/8812au.ko.xz
ドライバーにより、入り場所は異なるでしょう。
gitで作られているようなドライバは、
かなりのケースでdkms.conf付きでしょうし、
カーネル更新のときのデバイスドライバーの
扱いは、より簡素になっていく模様です。
windowsに比してのlinuxの弱点は、
いつの時代もデバイス対応でした。
だって、デバイスメーカーはwindows目当てに
製造しているだけですから。
これまでは、linuxドライバーがあっても、扱いの
難しさ、面倒臭ささで、linuxを使うことを
諦めていた人もいたでしょう。
その弱点も、徐々に緩和されていく
ようではありますねっ!
更新時のターミナルの出力
ちなみに、なんでいちいちビルドをしなきゃならないか、
の理由は、起動中のカーネル、その管轄内でビルドされた
モジュールしか受け入れない、というお約束事があるからです。
素人考えでは、出来上がったドライバーを
コピペできたっていいじゃないか、
と思うんですけど、リーナス・ベネディクト・トーバルズさんに
ふかーい考えがお有りだったようで、
こういう仕組みがあるわけですね。
一度実験したことがあります。たしかプリンタのドライバ
だったと思います。archbangの全く同じバージョンの
まったくおなじビルド環境下、システム更新の状態も同じで、
ドライバーをコピペしたことがあります。権限を適正化し
そのときは、機能し、動きました。
ご参考までにdkmsインストールしたときの投稿:
http://fedoranize.seesaa.net/archives/20210322-1.html
linuxをやるうえで大切なのは、周辺機器について、
linuxドライバーがあるか、ないか、を
デバイス機器を買う前に調べることが第一。
第二に、ドライバーインストールの方法が
じぶんの技量で間に合うか、どうか。
とにかく、ネットに繋がり、音が出て、
プリンターやスキャナが動いてなんぼ。動かなければ、
相当血圧が上がります。新製品のプリンターが
ドライバーの用意はあるにはあるが、
vinelinuxで動かず、MLで喚き散らしている
人が昔いましたよ。
メーカーにサポートは
あっても、windowsのお客様ほど
大切に扱われもせず、
メールオンリーの対応だったりします。
サポートの女子共のたいがいは、
紙に書いてある(パソコンで検索できる)ことしか
知りません。現物を知らない。
それで、対応がどうだったとか、って
アンケートされても、こっちとら、
傷つけちゃいけない精神しか働きませんよ。
あ、パナソニックのカーナビサポートの
女子(中年かな)は、モノをちゃんと知っていました。
すべての女子がモノを知らないわけではないです。
モノを理解していれば、じぶんの言葉ってものが
ちゃんと出てくるものです、ヒトって。
2021年03月26日
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