手持ちのintelハード環境のほうに来ていまして、
仮想環境ホストosのdeiban9(stretch)を
debian10のbusterにアップグレードしました。だが、失敗。
gstreamer1.0の依存関係近辺が、
どうしても上手く解決できない問題がありました。
あきらめて、上書きのかたちでsperkylinuxを
インストールしました。
grub関連で問題があったらしく、起動しなくなりました。
(最後になってわかったことですが、iso入りdvd-rを
efiで起動してしまっていて、grubのインストールが
efiのgrubインストールになっていることに気づかずでした)
ポイントとしては、のちのちも/homeを残せるようにして、
インストールすることでした。
つまりパーティションを2つにしました。
システム側は、フォーマットしてクリーンにすべきなのは、
上書きインストールしてみてわかりました。
いらないファイルが残るのはよろしからずです。
パーティションが分けてあれば、
/home/usernameは、username.oldなどに
名称変更し、新usernameフォルダが生成されれば、
全体として実質クリーンインストールしたのと
同じになります。必要なものをusername.oldフォルダから、
新usernameのフォルダにもってくればいいだけですから。
個人的な利点を言えば、仮想環境のゲストos
のファイル群を全面的に残したままにできます。
2つに割った、大きな理由です。
仮想環境ゲストosをひっぱって長く更新していると、
1os当たり20GBに近づきます。数が多ければ、
usbメモリで移動するのも、移動にかかる時間を考えれば、
現実的ではないです。
以前頻繁にやっていたマルチブートでは、
パーティションを分けるという発想は、
出てきませんでした。dosパーティションで、
論理パーティションの中に18パーティションぐらい+
基本パーティション3。かつては、それが
築けるパーティション数の最大でした。
いまは、efiになって128だったと思います。
ただでもパーティションだらけでしたので、
1os1パーティションで考えしかありませんでした。
/home/usernameをひとつにして、各ディスリビューションを
使えたらな、ということは考えたこともありましたが、、、。
久しぶりに見たgigabyteのbios画面かつ、
うっかりも重なり、最終的にmbrの、
446byteにしないと行けないところを、
512byteにしてddコマンドで実行してしまい、
ブートローダーのみならず、
パーティション情報も失われてしまいました
(この時点で、事の真相にまだ気づいていず、grubの
インストールを阻害する障壁がなにか
mbrにある、と思いこんでいました)。結果、
hdd内、後ろのパーティションにあったlinuxmintの
debian版のLMDEも消失、起動できなくなりました。
けっきょく先にusbメモリに出してあった、
vmware workstation playerのゲストos3つだけが残りました。
で、初めての試みとして、500GBのhddを
2:3ぐらいの割合で/と/homeにパーティション分割して、
sparkylinuxのstable版6.2をインストールすることに
なったのでした。
sparkylinuxを本格的に使ったのは、
5.9-alpha版(おそらくdebian、stretch)
からで、 debian bullseyeまで、
問題なくバージョンアップグレードできてきています。
更新への配慮は、debian本家をかなり上回ります。
debian本家は、ドキュメントは丁寧なものがありますが、
いちいち読んでられない、という感じです。
sparkylinuxは、やればいい情報がすっと出てきますし、
サードパーティーからよほど変わったものでも
持ち込んでいないかぎり、
無事にバージョンアップできると思います。
sparkylinuxには、台風ロゴ以外、派手さはありませんが、
linuxディストリビューションを長く
安定して使いつづけたい方には、おすすめですよ。
なにかが起こっても解消しようとする
努力も見られます。
ホストosなので、プリンター、wifi、pt3の
各ドライバを入れる宿題があります。
今回、ついでに?気づいたのは、ryzenのg付きcpu(apu)に、
Gカードを付けた場合、カードは本来の性能より、
いくぶんか落ちるということが言われていましたが、
intelの環境で使うGT030のほうが、動画の動きは、
余裕があるように感じました。