2021年03月30日

いまさらながら、chrootについて。linux

じぶんにとって、長い間の謎だったのがchrootです。
壊れたディストリビューションの中に入り込み、
コマンドを実行したりして、直したりできるのだら、
同じシステムでchrootしないと、齟齬が生じるのではないか。
そうでないと、修復なんか、できないのではないか。
と想像していました。確信はなかったんですけど。
こっちの世界とあっちの世界が、
じぶんとして、はっきりしていなかったんです。

実験的だったのですが、archbangのlive.isoを使って、
ubuntu系をchrootしてみたら、aptコマンドが
動くんですよね。驚きだったです。archbangには、
liveメディアの中には、aptコマンドなんてないですから。

それ以来、chrootの用があるときは、ぜんぶarchbangの
isoないしlive_mediaを使っています。もっとも
完全に壊れちゃったシステムなら、chrootしても
どうにもならないと思いますが、chrootがえらく気楽に
できるようになりました。

archlinuxがお気に染まなくとも、arch-install-scripts
入ったarchbangのisoを持っておくことは、
あなたのlinuxシステムが非常時にたいへん有益です。
(arch-install-scriptsは、pacmanでインストールできる
公式repoのパッケージです)

liveから立ち上げたら(相手がルートのみの
1パーティションだとするなら)、

$ sudo mount /dev/sda2 /mnt
$ sudo arch-chroot /mnt
#


これだけで、即刻修復にかかれます。
作業が終わったら、

# exit
$ sudo umount /mnt


するだけです。

どこそこをそこそこへマウントするとかの
あの面倒な手続きは、スプリクトがやってくれます。

修復専用のliveのみのディストリビューションもあったり
しますけれど、archbangの用意があれば、
ほとんど無用で、使うことはまずないと思います。


posted by ブログ開設者 at 14:45| Comment(0) | linux | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする