2019年04月27日

システム更新での不具合対応(主にcupsがらみ)。古いarchbang-openrc(現在では実質中身はartixlinux)

archbang-openrcの複数台で同じ不具合が出ました。
パッケージのダウンロードまで進みましたが、
エラーが出、更新が始まりませんでした。

$ sudo pacman -Syyu
:: パッケージデータベースの同期中...
system 217.3 KiB 59.3K/s 00:04 [#################] 100%
world 773.3 KiB 165K/s 00:05 [#################] 100%
galaxy 587.8 KiB 95.4K/s 00:06 [#################] 100%
extra 1673.5 KiB 4.67M/s 00:00 [#################] 100%
community 4.8 MiB 5.66M/s 00:01 [#################] 100%
multilib 173.9 KiB 3.20M/s 00:00 [#################] 100%
archlinuxfr 11.3 KiB 0.00B/s 00:00 [#################] 100%
:: システム全体の更新を開始...
:: libmagick を world/imagemagick に置き換えますか? [Y/n] y
:: systemd-dummy を system/elogind に置き換えますか? [Y/n] y
:: systemd-libs-dummy を system/libelogind に置き換えますか? [Y/n] y

 ↑
(割愛)
 ↓

(267/267) キーリングのキーを確認 [#################] 100%
(267/267) パッケージの整合性をチェック [##############] 100%
(267/267) パッケージファイルのロード [#################] 100%
(267/267) ファイルの衝突をチェック [#################] 100%
エラー: 処理を完了できませんでした (衝突しているファイル)


…………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………
/usr/lib/pkgconfig/MagickCore.pc が 'imagemagick' と 'libmagick' の両方に存在しています
/usr/lib/pkgconfig/MagickWand-7.Q16HDRI.pc が 'imagemagick' と 'libmagick' の両方に存在しています
/usr/lib/pkgconfig/MagickWand.pc が 'imagemagick' と 'libmagick' の両方に存在しています
/usr/share/ImageMagick-7/english.xml が 'imagemagick' と 'libmagick' の両方に存在しています
/usr/share/ImageMagick-7/francais.xml が 'imagemagick' と 'libmagick' の両方に存在しています
/usr/share/ImageMagick-7/locale.xml が 'imagemagick' と 'libmagick' の両方に存在しています
エラーが発生したため、パッケージは更新されませんでした。


同ディストロをすすめたりしている手前、対応策です。
依存関係を掘っていくと、芋づるで疑似削除操作を進めますと
芋づるのパッケージ名と関係が壊れる、みたいな表示が出ますが、
3堀りぐらいしていく(pacman -Rで様子見しつつ実行はしない)と、
芋づるが終わります。
そして、そのすべてを一旦削除し、libmagick を除いた残りを
インストールしなおします。結果として、

$ sudo pacman -R libmagick imagemagick cups-filters cups cups-pdf
$ sudo pacman -S imagemagick cups-filters cups cups-pdf


そして、

$ sudo pacman -Su

とすることで、システム更新を完結できるはずです。
cupsを使ってのプリンター設定がしてあれば、
一旦削除するものに、cups-openrcも含まれる
かもしれません。じぶんの場合、プリンタは未設定のままでしたから、
cups関係はデフォルトで入っていたってことですね。
cupsプリンタにつないでいたのなら、更新終了後に、
$ sudo rc-update add cupsd default
$ sudo rc-service cupsd start

が必要なのかも。接続設定も、し直し?

何かを褒めると、よくその対象に不具合が
起こったりしますが、今回もそうでした。
artixlinuxは、systemd freeを声高々に叫んでいるディストロです。

新しいartixlinuxのisoからインストールしている場合、
この症状は出ないのかもしれません。きょうこの症状が出たのは、
archbang-openrcの名前で、2016/04/15に
インストールしているものでした。

私の場合、repoの種類を開けすぎているのかも。
[multilib](32bit対応ライブラリ)は、用が済んだら、
閉じとけばいいですよね。
よく、ファイルの取得先が2つある、どっちを選ぶ?というような
表示が出たりします。artixlinuxの場合、
repoは、archlinux本家とartixlinuxの両家に
つながっています。


posted by ブログ開設者 at 22:41| Comment(0) | linux | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

どうも忍法でもなさげで。続fedora27をrawhideにしたら、kernel-5.1が見えないでござる。

今朝になって新しいカーネルが更新候補にあり、
インストールしてみましたが、やっぱり見えないままでした。

もっともバージョンが上がったわけではなく、
fedoraのプロジェクト側で、git番号が違っているだけです。
大差はないはずです。そんな大差のないものを
いちいち更新候補に上がってっくるのは、迷惑千万。
としても、rawhideだからしょうがないといえば
しょうがないですね。

スクリプトの最後に、インストールの記述漏れでも
あるんではないかと思い、/usr/src/kernelの
当該フォルダに入って、make installしたりしましたが、
エラーが出るだけでした。

linux kernelのサイトより同じバージョンの
本家ソースを取り寄せ、取り置きしてある、
.configファイル(pt3モジュール追加もの)を用いて、
ビルド&インストールしましたら、ふつうにインストール
でき、カーネルを使うことができました。

真相は未だ闇の中ですが、やっぱりfedora27直行rawhideの
ムリがたたっているんでしょうか。

findコマンドを使ってシステム中を探しましたが、
オフィシャルの5.1カーネルは見つからずじまいです。

fedoraでカーネル構築し、pt3をなさりたい方へ。
make menuconfigの画面で説明しましと、
Device Driver ----> 
  Multimedia support --->
    Media PCI Adapters --->
      <M> Earthsoft PT3 cards

埋め込まないで、Mにしときましょう。モジュール扱い
にしておくほうが何かとわかりやすいです。
そのほうがlsmodで、earth-pt3として見えますし。

pt3のモジュールが生きていないのは、
大所のディストロでは、fedora(redhat系、centosも
たしかそう)とsolusですね。あとは、
デフォルトカーネルのままでpt3を認識すると思います。

kernel5.1.jpg

あれ! vlcのタイトルバーで文字化けが出ていますね。


posted by ブログ開設者 at 14:21| Comment(0) | linux | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月26日

忍法木隠れの術? fedora27をrawhideにしたら、kernel-5.1が見えないでござる。

埃をかぶったhddに繋ぎかえ、以前に入れたディストロ群を
巡回更新したりしています。その中のひとつに
fedora27があるのですが、fedora27でインストールしたのか、
アップグレードして27なのか、判然としません。
もうじき、feddra30が出ることだし、29にするのも
気が進まず、思い切ってrawhideにしました、かなり乱暴なやり方で。

そしたら、kernel-5.1が入ったのですが、/boot内に、
影も形も見当たらず、ただ、dnfコマンド上、ツールのdnfdragora上、
はっきりインストール済みのお知らせだけがあり、
reinstallしてみても、経過はまことに正常な画面なのに、
姿を現わさないのであります。

uefi方式でアップグレードしたから、こうなるのか、
などと、/boot/efiを掘ってみても、ブートローダーが
入っているだけで、カーネルは、どうであれ、
/bootにあるのだったと気づいたり、、、

rawhideのいまは、実質fedora31です。
fedora27から一気に中3段抜きは、ムリでしたか?
でも、動くは動いています。カーネルが
じぶんで構築した4.15.0-rc1と
fedora27のときの、4.18.19であるところが
違うだけけです。

別にあるfedora28で、カーネルを最新の5.0.9に上げてみたら、
ふつうにインストールされました。わがrawhideだけで
起こっていることは、ほぼ確定的な感じです。

rawhide_desktop_2019-04-26 15-08-34.jpg

上のスクリーンショット左下の起動時のターミナルの異常は、
yum関連(yum-utils含む)を削除したことで、消失しました。
完全にyumを排除したかたち? でも、repoファイルの
入るフォルダ名は、相変わらず/etc/yum.repos.dのままです。

更新しているうちに、姿を現わすかもしれないので、
このまましばらく放置することにします。


posted by ブログ開設者 at 20:46| Comment(0) | linux | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする